シドニーの基礎知識

オーストラリアと聞いて想像するもの。日本と真逆の季節、南十字星やコアラなどといろいろ、もうちょっと突っ込んだ「この国ならでは」の基礎知識をご紹介!

こんにちは、シドニーナビです。世界三大美港に数えられているシドニーハーバーの澄んだ海と青い空へと旅立つ前にちょっとオーストラリアとシドニーについての豆知識のページを覗いてみませんか?きっと知っているようで知らないことがあるかもしれませんよ?

正式名称と国土面積

正式名称はオーストラリア連邦(Commonwealth of Australia)で、6つの州と2つの特別自治区で成り立っています。世界で6番目の大きさを誇るオーストラリア全土の国土面積は、アメリカとほぼ同じ780万平方キロで、ヨーロッパの約1.5倍。でありながら人口は約2000万人とかなり少ないです。
シドニーは6つの州のうちの1つ、ニューサウスウェールズ州に属し、人口は約450万人とオセアニア最大の大都市。またオーストラリアの人口のうち、そのほとんどがシドニーやメルボルン、ブリスベンなどの都市部に集中しているため、シドニーの街を歩いていると日本とほとんど変わらない感覚かも知れません。

オーストラリア全土

シドニー

どんな人たちが住んでいるの?

先住民はアボリジニ
ご存じの通り、オーストラリアの先住民はアボリジニ。5万年以上も前からオーストラリアの地で暮らしていたといわれています。しかし1770年にイギリスの探検家キャプテン・クックがボタニー湾に到着し、ヨーロッパ人の領土であると宣言、1788年にイギリス人のアーサー・フィリップ総督の入植によって、現代の国家オーストラリアの基盤が作られました。現在、アボリジニの人口は総人口の2%あまりと少数。それに引きかえ、海外生まれの移民者は人口の3割以上!上位3カ国はイギリス、中国、ニュージーランドとなっていますが、最近ではベトナム、レバノン、インドからの移民も増加傾向にあります。
シドニーはアジア諸国からの留学生が多く、卒業後も永住権を取得して住み続ける人も少なくないため(ここ数年はビザコンディションが難しくなっているため一概に言えませんが)オーストラリアでよく見られるイタリア、中国人街に加えて、シドニーとその近郊では韓国、タイ、ベトナム、レバノン、トルコ人街などが多いのが特徴。小さな町の中だけでも20カ国以上のレストランが揃っていたりするので、食い道楽さんは小旅行気分で世界の味が楽しむことができます。
ちなみに国民の半数以上がキリスト教徒。比べてムスリム、仏教徒はそれぞれ4%弱と大きな開きがあります。また無宗教が15%近くを占めているのも多国籍ならではの数字かも。
おおらかなオージー
人種や宗教によっても生活習慣や価値観はそれぞれですが、基本的にオーストラリア人、いわゆるオージーと言えばおおらかな人が多いです。オーストラリアでよく耳にする言葉の代表格「No Worry Mate!(大丈夫!心配いらないよ〜!)」を体現するかのような人がアチコチに。バスや電車の時間がしょっちゅう遅れるのもノー・ウォーリー精神なのかもしれません。そうかと思えば災害などのトラブル時には突如として一致団結して立ち向かう。これは大自然を相手に苦労して戦い続けて来た彼らの祖先の血と文化の名残りなのではないでしょうか。
男女平等も行き渡っていて、家事育児に協力的な行政とオージー男性により女性が子どもを産み育てやすい環境でもあります。週末の朝のビーチでは子ども連れのお父さんの姿が多くみられます。
そして後は太陽とビールがあればご機嫌な人が多い!ビーチ以外でも裸足の人をよく見かけるし、寒い冬の日でもタンクトップに短パンだったり…要するに「周りの目より自分の気持」を優先させ、それに対しても「あらそうなのね」と良い意味で周囲に無頓着な人が多い。最初は「変なの〜」なんて思っていた日本人も住み慣れていくにつれて周りの目にとらわれない気楽さに病み付きになる日本人も多いようです。
そんな一見のんびりマイペースなオージーですが、地方からシドニーに上京して来た人はマーティンプレイスなどのビジネス街で「動きが速い」「欧米並みの競争社会だ」と驚きを見せます。そんな「一見機敏でバリバリ働く」彼らも一旦スーツを脱げばビールにビーサンであっという間に皆同じに!?きっとオン/オフの切り替えを上手にする人が多いのでしょうね。
シティから2.30分も行くとノンビリしたビーチに行けるのがシドニーの魅力のひとつ! シティから2.30分も行くとノンビリしたビーチに行けるのがシドニーの魅力のひとつ! シティから2.30分も行くとノンビリしたビーチに行けるのがシドニーの魅力のひとつ!

シティから2.30分も行くとノンビリしたビーチに行けるのがシドニーの魅力のひとつ!

シドニーの意味は?

シドニーは、1788年に入植団をこの地に連れて来たフィリップ総督により、当初「アルビオン」と呼ばれていました。その後、植民地開設の特許状が、発見者トーマス・クックの後援者だったシドニー卿の斡旋で交付されたことにちなみ、「シドニー」という名称に正式決定したと言われています。

主な産業は?

オーストラリアの主な産業はオパール(南オーストラリア)、金(西オーストラリア)などですが、シドニーは 商工業、金融、交通の街としてオーストラリア国内にとどまることなくオセアニアの中心としての注目を集めています。オージービーフでおなじみの牛肉の輸出量も世界最大で、羊毛(メリノ種)も約9000万頭分と世界のマーケットの半数以上を占めています(輸出入品の大半はシドニー港から世界へと取引されています)。造船やNSW州で利用する農工業機械も州内で生産されていますし、オーストラリア証券取引所を始めとした証券、金融機関や国内の大企業のほとんどの本社があるといっても過言ではありません。

気候は?

春の風物ジャカランタ。10月には艶やかな紫色の花を街中でみかけます。

春の風物ジャカランタ。10月には艶やかな紫色の花を街中でみかけます。

日本同様に四季がありますが、夏は30度を越えても空気が乾燥しているので過ごしやすく、冬も雪が降らないなど1年を通じて過ごしやすいです。基本的にいつでも青空が見えるイメージのシドニーの降雨日は1年の約3分の1だとか。その内のほとんどが季節の変わり目で、1日中降り続くことはあまりありません。

ただ紫外線の強さは世界的に有名で、日本の約4倍(ビーチだとそれ以上)と言われているので、冬でも帽子やサングラス、日焼け止めは必須!逆に夏でも日陰はかなり涼しいことが多いので、薄手のカーディガンなどを用意しておいた方がいいです。

国歌は?

オリンピックなど国際競技で斉唱するアドヴァンス・オーストラリア・フェア(Advance Australia Fair)は1800年代後半に作られたものの、当時はゴッド・セイヴ・ザ・クイーン(女王陛下万歳)というかつてのコモンウェルズ連邦と同じ国歌を使用していました。国民投票によって国歌に認定されたのは1984年とつい最近のこと。ちなみに次点だったワルチング・マチルダ(Waltzing Matilda)は第二の国歌と呼ばれるほどで、ラグビーなどの試合の前には国歌と共に演奏されるほど、オージーに愛されています。

言語は?

コモンウェルズ連邦に属するので基本的にはイギリス英語ですが、「グダイ・マイッ(マイト)」で有名なオージー・イングリッシュも良く聞かれます。これはアウトバック・エリアで大量に飛び交うハエが口の中に入って来ないように最低限にしか口を開かないで話していたのが発端だとか。移民の多い他民族国家なので、ブロークンな英語でなくてもけっこう通じますよ!

地名では、ウィリアムやボンド・ストリートなど、イギリスでよく聞く名前に加えて、ウルムルーやボンダイなどオーストラリア先住民、アボリジニの言語もよく使われているのが特徴です。

また公用語の英語以外にも200以上の言語が使用されていて、イタリア語、中国語、ギリシャ語、アラビア語もよく話されています。
街のいたる所にエリザベス女王を始めとしたイギリス色が見られます。 街のいたる所にエリザベス女王を始めとしたイギリス色が見られます。 街のいたる所にエリザベス女王を始めとしたイギリス色が見られます。

街のいたる所にエリザベス女王を始めとしたイギリス色が見られます。

タバコと飲酒はいくつから?

両方とも18歳からオッケー。 日本と違い、どちらも自動販売機はないのでお店のカウンターでスタッフから直接買うのですが、日本人はオージーよりはるかに若く見えるので、その際はID持参をおススメします(30歳を過ぎているのに「ID見せなきゃ売らないよ〜!」と言われた日本人は実際かなり多いようです)。
ただ日本に比べて税率が高く、タバコ代は 日本円にして1000円以上とべらぼうに高いです。短期旅行のスモーカーの方は免税店で買って来た方が経済的ですよ(紙巻きたばこタバコは200本まで免税)。
そしてシドニーのビル内は全面禁煙。 レストランやパブでも室内では喫煙が認められていないので、喫煙者の方は入店前の確認をおススメします。また、街でよく見る「Smoking Free」のサインは「喫煙自由=吸ってもいいですよ」ではなく「禁煙」の意味ですのでお間違えなく。見つかると数百ドルの罰金ですよ〜!
ちなみにカジノやロッタリーなどのギャンブルも18歳からです。 ちなみにカジノやロッタリーなどのギャンブルも18歳からです。

ちなみにカジノやロッタリーなどのギャンブルも18歳からです。

レストランでよく見かける「BYO」のサインの意味は?

BYO = Bring Your Ownの略でワインなどの酒類の持ち込みが認められているレストランのシステムです。BYUの近くには大体ボトルショップ(酒屋)があるので興味のあるオーストラリアワインをその日の料理に合わせて持参してみましょう。その際、大抵のレストランでは一人当たり$3前後のコルケージ・フィー(持ち込み料)が加算されます。
場所によってはリゾート風の中庭があるところも!

場所によってはリゾート風の中庭があるところも!

街のいたるところでパブ、またはホテルという看板が見られますが、酒飲みさんじゃなくても利用価値は大!たとえば、ランチタイムには$10前後でステーキやフィッシュ&チップス、日替わりメニューなどをお得に楽しめたり夜には大きなスクリーンでスポーツ観戦ができたりとオージーの社交場としてかかせないものとなっています。特に夕方4時から6時前後のハッピー・アワー(またはアーリー・バード)には"ビールの値段が割安になっているのでオススメですよ。
いかがでしたか?そのほかの小ネタとしては、ショッピングセンターやレストランでトイレを使う際、日本だと備え付けの音消しボタンを使ったり水を流しながら用を足す人が多いですが、水不足のシドニーではそんなことをしたら本気で怒られちゃいますので気をつけてくださいね。“豪”に入れば豪に従え!ということで楽しいシドニータイムをお過ごし下さい!以上、シドニーナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-04-01

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